こんにちは、momonoineneです。
今回はバリウム検査について、です。
毎年受けている人も多い検査で、私も受けた事があります。
検査を受ける立場として、色々調べてみたので書いてみます。
それでは、どうぞ。
バリウム検査について、色々
バリウム検査について
まず、バリウム検査がどんな検査かについてです。
バリウム(造影剤)を飲み、X線で食道、胃、十二指腸の病変をチェックする検査で、胃の形や動き、粘膜の凹凸などを観察し、がんや胃潰瘍などを発見する検査です。
バリウム検査は義務?
バリウム検査は健康診断の法定項目では無いので、義務ではありません。
企業は従業員に、バリウム検査を強制することはできないそうです。
バリウム検査って役に立ってるの?
昔、胃がんが多かった時代には役立つ検査だったようです。
しかし、今は胃がん自体が少なくなっているのであまり意味のない検査だという医師もいます。
もちろん、胃がんが全くなくなったわけではありませんし、バリウム検査で胃がんが見つかった方もいるそうです。
ちなみに発見率は、0.066%だそうです。
バリウム検査の被曝量
国立がん研究センターによると、バリウム検査での被ばく量は3.7~4.9mSvで、胸部単純撮影の0.02mSvの約200倍以上とされています。
また、検診車などで撮影する場合には、20~30mSvにもなることがあります。
放射線の許容量
放射線の許容量ですが、1年間で1mSvが安全とされています。
ですが、自然で受ける平均放射線量は年間2.4mSvです。
医療行為の放射線量の許容量は年間2.6mSvで、バリウム検査(3.7mSv〜)はこれを余裕で越えちゃいますね。
しかし年間100mSv以下なら健康に問題ないと言われているみたいなので、あまり影響はないそうです。
ちなみに、被曝致死量は4,000mSv(約半数が死亡)〜7,000mSv(ほぼ全員が死亡)だそうです。
バリウム検査のデメリット
検査後、バリウムが排出されなかったら、「腸閉塞」「腸管穿孔」「腸管の破裂」などが起こる可能性があるそうです。
実際死亡事故もあり、訴訟されています。
また、「誤嚥」「アナフィラキシーショック」が起こることもあるそうです。
それと実際起こった事故で、58歳の女性が撮影中にX線台から落下して死亡というケースもありました。
事故が起こる確率はかなり低いようなのですが、アレルギーがある方と運動機能に問題がある方は特に気をつけていただきたいです。
私のバリウム検査体験
つらかったバリウム検査
バリウムは有毒性の金属なので、まず飲むのが嫌でした。
しかも、ゲップをしてはダメで、ずっと指示通りに機敏な動きをしないといけないのです。
運動音痴にはつらいし、レントゲン撮影も長いのですごい量の放射線を浴びているのだと思って心配になりました。
今回調べたら、放射線量は一応問題のない範囲内だと知って安心しました。
そして、下剤を飲まされた上に、お通じがなかったら病院に行ってくださいと言われるし、なかなかつらい体験でした。
胃カメラ
もう、次は胃カメラにしよう、そう思いました。
胃カメラもつらいそうですが、バリウムより胃がん発見率が高い(0.22〜0.9%)し、デメリットが患者の不快感だけだったのでこちらの方が良さそうです。
人によるとは思いますが、私はこれからずっと胃カメラで行こうと思います。
まとめ
では、バリウム検査のまとめです。
- バリウム検査は義務ではない
- 放射線量は一応問題ない範囲
- 胃カメラの方ががん発見率が高い
がんを早期発見するのに健康診断は必要ですが、バリウム検査はその有効性を疑問視する人が多いですね。
胃がん自体が減っているのはいいことですよね、では。
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